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コロナ禍で気が付いた心を癒す人の手の不思議な力

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先日コンビニに行って代金を支払いお釣りをもらうとき二十歳代の女性店員さんが直接お釣りを手に渡してくれたのです。
その時なぜか暖かいものが胸の内にふっと湧いてきたののです。

その時この気持ちは何だろうとしばらく考えていたのですが、思い返せば感染予防のためもう一年以上お釣りはトレーの上でもらうことが当たり前になっています。
直接手から手へお釣りをもらったのは一年ぶり以上になるでしょうか。

もちろん手が触れ合うことはなくたまたまお釣りが500円ちょうどだったため店員さんもトレーに置くより早いと思ったのかもしれません。
たったそれだけのことなのですが胸の中に何か暖かいものを感じたのは確かです。

この感覚は何なのだろうか、人の手って何だろうかと考えてみるきっかけになり調べた「手の不思議」についてご紹介したいと思います。




沢井製薬のオフィシャルサイトでこんな記事を見つけました。

 心を癒やし、絆を深める「手当て」の不思議な力

なぜ触れたり、触れられたりすることによって人は癒やされるのか、桜美林大学リベラルアーツ学群教授の山口創先生が解説している記事です。

以下一部ですが載せておきます。

「手当て」が生み出す‟絆ホルモン”

  • お腹が痛いときに手で腹部をなでる、不安や緊張を感じるときに手で頬に触れて気持ちを落ち着かせる……。
  • このように何気なく体のどこかに手を当てて、自分自身を癒やしていることは多いもの。あるいは信頼関係を築いている人に手で触れたり、その人からやさしく触れられたりすることでリラックスしたり、幸福感に包まれたりした経験がある人も少なくないことでしょう。
  • ケガや病気などの処置をする医療行為を「手当て」といいます。言葉の由来は諸説ありますが、私たちが普段から自然に行っている「手を当てる」ことによって得られる癒やし効果が原点という説もあります。
  • なぜ手で肌や体に触れると痛みが和らいだり、心が穏やかになったりするのでしょうか。その理由の一つとして挙げられるのが「絆ホルモン」「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンの存在です。
  • オキシトシンは人の脳で合成され、分泌される物質で、主にホルモンや神経伝達物質としての働きがあります。脳から分泌されるオキシトシンの量は、親しい人と触れ合うなどのスキンシップによって増大することがさまざまな研究から分かっています。

サワイ健康推進課 心を癒やし、絆を深める「手当て」の不思議な力! より

 

今回のお釣りの件は直接手は触れていませんが、私の脳の中に過去の手の記憶が蓄積されていたものがほんの一瞬よみがえったのかもしれません。

若い女性店員だったからではないかと言われれば、完全に否定はできませんがそんな不純な気持ちではなく本当にほっとする暖かいものが宿ったのです。

手から手へお釣りをもらうというのはコロナ以前は当たり前のことで深く考えることもなかったのですが、一年ぶりの出来事にほんの一瞬「絆ホルモン」が放出されたのかもしれません。

まあ、確かに男性よりは良いことは否定しませんが・・・。

 

科学と命・命の三原則

武田邦彦 
工学博士(東京大学)

工学博士である武田邦彦氏は命の三原則という中でこんなことを述べられている。

人間の体は個体である細胞が60兆個集まり人間を作り、その人間が集まり集団を作り、集団が集まって国を作り地球が作られている。
つまり人間は集団のつながりの中で貢献する役割を持って生きていると。

その例をイワシの群れで例えている。
1万引きのイワシが泳いでいるときに大きな魚が来ると、その魚に対抗できるように大きな群れを成して丸くなったり、渦巻きのようになったり様々な形になり対抗しようとする。

一匹のイワシも個体であるが全体もまた個体であると言える。
この群れからはぐれたイワシは生きていけず死んでしまいます。

人間も同じであり一人では生きていけないということです。

武田邦彦氏によると人は役割のある間は生きていられるが、集団に対する役割がなくなると死へのスイッチが入ると述べている。
だから人は人とのつながりを求めて手をつなぐという自然な行動をとることにより心が安定するのかもしれません。

 

そしてまた調べていくうちにこんな協会があることも分かりました。

 日本セラピューティック・ケア協会

セラピューティック・ケアとは薬剤や道具を使用せず、洋服を着たまま、両手の温もりだけで行えるシンプルかつパワフルなケア方法です。
手当て」とは、「触れること」とし、一定の圧をかけ、心をこめて両手で優しく撫で、緊張した心と身体をほぐし、安らぎを提供することを目指していますとされています。

セラピューティック・ケアの効果

  • 交感神経優位の状態から副交感神経優位の状態にする
    →リラクゼーション効果
  • 循環機能が活発になり、身体が温まる
    → 脚の浮腫の軽減
  • 認知症の諸症状の改善

日本セラピューティック・ケア協会はシーアン・スコット女史から直々に日本でのケアの普及を依頼され、英国赤十字社の許可を得て活動をしていますとされており、老人福祉施設、病院(緩和ケア病棟)・ホスピス等に定期的に訪問し、セラピューティック・ケアによる活動をしています。

また一般の人から専門職の人までを対象に、講座・セミナー・講習会なども行っています。

人の手は作業することだけではなく、人の心を癒す力を持っているなんて「手に秘められた不思議」を感じさせます。

と、同時にコロナで分断される人の絆が懸念されます。

 
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