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いくら貰える?将来の年金の支給額を調べる方法

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未来を見つめて今を考える

年金

 

老後の生活を左右する年金の受給額、自分の年金が将来いくらもらえるのか気になりませんか。
調べる方法はあるのでしょうか。

下の図のように老齢年金には、「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」の2つがあります。
老齢基礎年金は「国民年金」から支給され、老齢厚生年金は「厚生年金」から支給されるものです。
したがって、国民年金にしか加入していない人は「老齢基礎年金」しかもらえない。
一方、厚生年金に加入している人は、「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」の両方がもらえます。

年金の仕組み

 

国民年金の保険料を20歳から60歳まで40年間は払い続けると65歳になったときに満額をもらえることになります。
平成29年度は満額で77万9300円でしたから、月額64,941円になります。

ただし、この満額は前年の物価や賃金の変動をもとに決まるため、毎年変動しています。
国民年金の場合はわかりやすいのですが、厚生年金に加入している場合には難しくなります。

 

厚生年金に加入している場合の調べ方

年金定期便で調べる

毎年1回、誕生月に定期的に送付されるに国民年金および厚生年金保険の加入者に日本年金機構から送られてくる年金定期便がある。

結論から言うと、年金定期便では年齢が50歳以上であれば「ねんきん定期便」で調べることが出来ますが、50歳以下の場合には調べることはできません。

ねんきん定期便の内容は、 50歳未満の方は「これまでの加入期間に応じた年金額」に基づき記載されます。
「これまでの加入実績に応じた年金額」というのは今まで納めた保険料を前提に計算した場合の年金額なので満額収めた場合の年金支給額はわかりません。

一方50歳以上であれば「これまでの加入実績に応じた年金額」というとところが50歳以上は「老齢年金の年金見込額」となっているので65歳から支給される見込み額がわかるようになっています。

 

年金ネットで調べる

50歳以下の人が受取年金額を知るためには「年金ネット」で調べることが出来ます。

「ねんきんネット」は、年金機構が提供しているサービスで、インターネットを通じてご自身の年金の情報を手軽に確認できできます。
24時間いつでもどこでも、パソコンやスマートフォンからご自身の年金情報を確認することができます。

年金ネットでわかること

  • ご自身の年金記録の確認
  • 将来の年金見込額の確認
  • 電子版「ねんきん定期便」の閲覧
  • 日本年金機構から郵送された各種通知書の確認・・・などがわかります

将来もらえる年金受給額をかんたんにシミュレーションできます。
「かんたん試算」は、現在と同じ条件で、60歳まで年金制度に加入し続けるという条件を自動設定して、素早く見込額を試算することもできます 。

また「年金を受け取りながら働き続けた場合の年金額」など、自分の人生設計に合わせた働き方などの条件を設定して、年金額を試算することもできます。

基礎年金番号を持っていれば誰でも利用でききます。
利用するには利用登録が必要で、申し込みが済むと後日IDとパスワードが記載されたはがきが自宅に届きます。

日本年金機構 年金ネット

実際に計算をしてみると思っていたよりも受け取れる金額が少ないことに老後の不安を覚える方が多いでしょうが、早めにわかっていれば対策を講じることもできます。

終身雇用制度の崩壊に伴い政府も正社員の副業を後押しを進めています。
また年金だけでは生活できなくなることが見込まれます。

個人の生活は個人の責任で守る時代がやってきます。
正業だけではなくパラレルワーク(複業)で複数の収入の道を確保するのも対策の一つです。

老後の備えは必須!未来を見つめて今を考え、 早めに将来計画を作るためにも一度調べてみてはいかがでしょうか。

 

 
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