”中国のトイレ事情はまだまだ驚きのオンパレードだ"
中国政府は2017年に観光業の発展に向け各地にきれいなトイレを整備するとして「トイレ革命」に取り組んできた。
その結果、北京オリンピック以後中国のトイレ事情もだいぶ改善されつつあるようだがトイレに関する文化が我々日本人とはだいぶ違うので中国へ行かれる方は注意が必要だ。
そんな中国のトイレ事情を紹介します。
目次
中国のトイレ事情、ニーハオトイレ、壁がない、紙がない
ニーハオトイレ、隣の人と気軽に挨拶しながら用を足す
「やあ、こんにちは(ニーハオ)」などと隣の人と気軽に顔をあわせ挨拶しながら用を足すので「ニーハオトイレ」と呼ばれている。
古来中国においては自宅に便所を持たないというのが一般的であり、便所は住民の共用で使用されていたのが一般的だった。
住民同士のコミュニティの場として使用されていたため、その風習が今も残り仕切りが無くても当たり前なのだ。
村人たちの日常の情報交換の場でもあったのです。
そもそも中国では「排泄は自然現象で恥ずかしいものではない」と考えられていて、裸で知らない人と温泉に入る日本人の方が変と思われているようです。
中国の大都市では流石にニーハオトイレを見ることは少ないが、地方に行けばまだまだ普通にあるので地方に行くときには覚悟が必要だ。
所変われば文化も違うのです。
中国トイレでは紙を便器に流してはいけない
中国では使用済みの紙は流してはいけないのです。
ではどうするかというと、備え付けられたカゴに入れるのです。
その理由は
- 水圧が弱い
少し前まで中国ではトイレの水圧が弱く流し切れないため排水管が詰まり逆流することがしょっちゅうだった。 - 紙の質が悪い
日本のトイレットペーパーは水溶性の紙を使っているが、中国ではまだ普及していないため紙が厚く硬いため流れない。 - 下水管の問題
下水管が細いため、硬い紙を流すと詰まり安い。
という理由から中国では紙はカゴに入れるのが正解なのです。
大都市では排水管設備も改善されつつあるので、ホテルや空港などカゴが設置されていなければ流しても大丈夫です。
トイレに入ってカゴが設置されていたらカゴに入れるようにしましょう。
うっかり流して汚水が逆流してきたなどという悲惨な目に合わないために。
「紙がない!」中国のトイレには紙が設置されていない
なぜ紙が設置されていないのでしょう?
それは紙を設置すると持ち去られてしまうからなのです。
設置してあると自分の靴を拭いたり、持ち帰って別の用途に使われてしまうためすぐになくなってしまうからだ。
最近ではトイレットペパーを備え付けられているところも出てきてはいますがまだ少ないのが現状です。
また本来備え付けられているはずのところでも補充されていないことが多いので、トイレを利用するにはあらかじめ携帯用のトイレットペーパーを購入してから利用することを心掛けておきましょう。
急な腹痛に襲われて手ぶらで飛び込むと、ほっとしたのもつかの間、その後悲惨な現実に気付くことになるでしょう。
安心して使えるトイレは
外国人観光客も泊まるような大手ホテルのトイレならひとまず安心だが、これもホテルにより差があるそうです。
大型のショッピングセンターや名のある観光施設のトイレは日本とほぼ安心して使えるところが多いようです。
「マクドナルド」か「ケンタッキーフライドチキン」などのファーストフード店があればトイレを借りる。
市街地を離れてローカルな観光スポットなどへ行く場合は覚悟が必要です。
地方へ行く必要があるならば使えそうな施設があるか、あらかじめ調べてルートマップに組み入れておくようにしましょう。
便意を催し中国のトイレ事情をうっかり忘れて日本と同じ同じように考えて飛び込んだトイレがニーハオトイレだったら大変です。
中国人「ニーハオ!」
日本人「ニ、ニーハオ」
中国人「あんたはどこから来たんだい?」
日本人「に、日本からです」
などと、隣の人と並んで会話をしながら用を足す習慣がない日本人がいきなりそんな環境に適応できるはずもありません。
目的を達することもなく腹を抑えながら飛び出してくる羽目になります。
ユニークな中国のトイレ標識
左下の標識の意味は?中国ではこんなアクロバット的な姿勢で用を足す人がいるのでしょうか?
14億人の様々な人が住む中国にはひょっとしたらいるのかも。
中国の洋式便器はとにかく汚れていることが多い。
そのため直接座ることができないので便座の上に足の乗せて用を足したりする人が続出することになる。
汚すから座れなくて便座に乗る、乗って汚すから座れない、悪循環の繰り返しだ。
そのため注意喚起を促すために右上のような標識が必要となるのもうなづける。
高級ホテルの便器でも汚れている場合があるので、油断がならない。
使用するときにはウェットティッシュできれいに拭いてから使った方が無難だ。
それにしても右下の標識が気になる。こんな光景が日常的に行わているのだろうか。
洋式便器の便座は直接手で触ってはいけない
「便座は手で触るな」と言われたら、誰もが「じゃあ、どうやって使えばいいんだよ!」と思いますよね。
でも、中国ではトイレ事情がちょっと違うんです。
中国では、トイレで便座を下げるときに手を使わずにティッシュペーパーやウェットティッシュを使うのが常識なのだそうだ。
中国では腰を浮かせたまま用を足したり、便器の上に乗ったりする人が多いので便座が汚れしまうのです。
ホテルのトイレでも便座が汚れていることがあるため、使用する前には下げる必要があります。
手で触るのは危険だし、汚れた便座に直接座るのも嫌ですよね。そんな時は、思い切って中国人にならって中腰で用を足すのがいいかも!
中国に行くことになったら、足腰を鍛えておくことをオススメします!
日本が開発した「手洗い器つき小便器」が中国で話題に
この製品は、小便器の上部に手洗い器がついており、便器と一体化しています。
手を洗った水がそのまま下に流れることで便器を洗浄することができ、節水や省スペースにもつながっているとされています。
NEXCO西日本とTOTOが共同開発したこの製品は、NEXCO西日本管内の一部のサービスエリアで導入が開始されました。
中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では、「これは21世紀最大のトイレ革命と言っていい」といったコメントが寄せられ、話題になりました。
ただし、
- 「そもそも中国人は手なんか洗わないよ」
- 「ハンカチを持つ習慣がないんだから床がすぐ水浸しになるよ」
- 「手洗い器がたばこの吸い殻であふれてすぐ詰まるよ」
といった批判的な声もあがっています。
確かに民度を無視した商品を普及させるのははなかなか難しいでしょうね。
国内でもこの小便器は画期的な発明として注目されましたが、「手を洗った後、便器周辺がぬれてしまう」といった問題が指摘されており、普及には苦戦しているようです。
中国伝統の股割れパンツがアメリカで通報騒ぎになった
中国では昔から小さな子供におむつなしでお尻の部分が割れているパンツをはかせることが伝統としてある。
その目的は子供が便意を模様したら親が即座にどこでも排泄をさせることが出来るように考案されたパンツである。
その股割れパンツを見慣れない外国人との間でトラブルになった事件が起こった。
以前、アメリカでこの股割れパンツを見た住民が警察に通報する騒ぎがあり、この報道が伝わると中国ネットユーザーから非難の声が上がったというのだ。
事件があったのはロサンゼルスのモントレーパーク市。
中国系の子どもが女性に連れられ、“股割れパンツ”を履いて公園を散歩していたところ、驚いた米国人女性によって通報される出来事があったそうだ。
この報道を見た中国のネットユーザーから、「これは差別」だと批判的な意見が噴出したという
海外の反応、日本のトイレ
海外からの旅行客が日本に来てまず驚くのがゴミが落ちていない道路の奇麗さとトイレの奇麗さだ。
また海外ではお風呂と洗面スペースとトイレが一体に設置されているのが普通なので、日本を訪れてそれぞれが別々に配置されていることにも新鮮な驚きを感じるようだ。
そんな日本のトイレに関する外国人の驚きの声をネットで拾ってみた。
- アメリカ
自動で便座が開いたり閉まったりするなんてアメージングだ。 - アメリカ
日本のトイレに慣れて自国へ帰るとまるで石器時代に戻ったようだ。 - ブラジル
いろいろなボタンがあってこれは未来だ。 - 香港
とにかく日本のトイレの何に一番驚いたかって? 清潔なことだよ。 - イギリス
日本は俺達のテクノロジーよりもはるかに先に行ってるようだな。 トイレでさえ俺達の理解を超越してるとは……。 - キプロス
あんな綺麗なお手洗いで用を足すのは申し訳なくなりそう。 - シンガポール
ウォシュレットは)清潔感があり、ウォシュレットがないともう生活できないぐらい重要。 - 国籍不明
日本に住んでいるが、赤ちゃんのベッドも壁に取り付けられていて、それもすべてベルトがついているよ。 - 国籍不明
日本のトイレは、お湯でお尻を洗ってくれるだけじゃないんだぜ、一度日本のトイレットペーパーを使ってみろよ。 - 国籍不明
日本のトイレは世界一の発明だ。