世界に広がるスーパー淋病
『世界保健機関(WHO)が、薬で治らない病気が世界に拡大しているとして警戒する病気がある。
それは「淋病」である。たかが性病と侮ってはいけない、現在大流行している新種の淋病は、薬が効かないのだ。
一度かかってしまえば一生治らない可能性もある。
淋病は一昔だとペニシリンを投与すれば、完治していたのに最近ではペニシリンに耐性をもつ淋菌が現れて抗生物質が効かなくなりつつある。
新しい薬を開発し耐性菌が現れ、また新しい薬を開発し、また耐性菌が現れ、淋病に関してはこのイタチごっこが特に続いています。
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「スーパー淋病」とは
通常の淋病よりも強力になった淋病のことをいます。
菌の中で、突然変異によってある薬に耐性を持つ新種の菌となったのが薬剤耐性菌だ。治せないのでどんどん広がっていく。
その過程でさらに別の薬への耐性もつき、あらゆる治療薬が効かなくなったのが「スーパー淋菌」だ
しかも、新たな「スーパー淋病」が初めて見つかったのは日本だという
現在、多剤耐性菌「スーパー淋病」という抗生物質が効かない病気が日本と韓国の風俗店で発見されたという報告があります。
「京都市内のファッションヘルスに勤める女性(当時31歳)の定期検診で、咽が淋菌に感染していることがわかり、“最後の切り札”ともいえるセフトリアキソンを投与したところ、菌が消えなかったのだ。
採取した淋菌を解析したところ、セフトリアキソンに対する非常に強い耐性をもっていることが判明したのだ。「スーパー淋病」発見の瞬間である。
日本で確認されている「スーパー淋病」の事例は、今のところ京都の1件のみだが、海外ではヨーロッパとオーストラリアで発見され増加しつつある
WHOはホームページで「ペニシリンなどはもちろん、どの抗生物質を使っても治らないスーパー淋病にかかっている患者が数百万人いる」とし、オーストラリア、フランス、日本、ノルウェー、スウェーデンと英国で、抗生物質が効かない淋菌が報告されている」と警告した。
WHOによると、性感染症である淋病に毎年約8000万人が感染していおり、抗生物質が効かない淋菌がふえていてこのままでは淋病が制御不能になりと警告をしている。
抗生物質の使用は用法容量を守らないとダメ
Photo: undefined by Global Panorama
耐性菌ができるメカニズムは、抗生物質の中途半端な服用により耐性菌を作ってしまいます。
症状が表に出てこなくなったので途中で服用をやめると、体内に残っていた淋菌が再び増殖したり、また薬の飲み忘れなどで、その薬に耐性を持った淋菌が体内で増殖していきます。
抗生物質が中途半端で細菌が叩ききれずに体内に残ってしまうと、細菌が耐性を持つことになり、かえって危険なものになってしまいます。
そのため処方された薬は全て飲みきることが鉄則です。
淋病の症状
男性の淋菌感染症の症状
- 尿道からの分泌物(うみ)
- 激しい痛みの排尿痛
- 尿道のかゆみや不快感
- 精巣上体の腫れ
- 発熱や激しい痛み
- 尿道から出るうみの量は多く、白っぽい色(やや黄色気味の場合もあります)で、粘り気があります。
女性の淋菌感染症の症状
- おりものの増加
- 不正出血
- 下腹部の痛み
- 性交時の痛み
ただし、女性の感染者の多くは症状が出ないと言われており、 感染したまま放っておくと 卵管炎や骨盤腹膜炎をおこし、子宮外妊娠に発展することもあるので注意が必要だ。
病院へ行って検査してもらうのが一番だが、念のため病院へ行く前に自宅で検査をしてみたいという方に、STD(性感染症・性病)の検査ができる郵送検査キットが販売されている。
結果はネットで見れるためプライバシーが漏れることはない。
クラミジア・エイズ・淋菌・梅毒・・・悩む前に検査が大切!
◆性病検査 STDチェッカー◆ はプライバシーも万全です。
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