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離婚するなら我が子を先に誘拐せよ「実子誘拐ビジネスの闇」レビュー

投稿日:06/28/2021 更新日:

実子誘拐ビジネスの闇

ある日家に帰ったら、妻が娘を連れて突然家を出てしまった後だった。
そのため子供を連れ戻しに行ったら「未成年者略取誘拐罪」で警察に逮捕されてしまった。

そんなバカなと思われるかもしれないがこのようなことが数カ月に一度は起きているそうだ。
この場合は逮捕されたのは男親だが、逆の立場でも成立する。

そんな離婚にまつわる闇を暴露した「実子誘拐ビジネスの闇」と題された本が出版された。

他国では見られない日本独自の法制度の下で、親権問題をめぐるビジネスを構築し、誰が裏で暗躍し儲けているのかを実名を挙げながら鋭く切り込んでいる。

明日にもあなたにも起こりうる子供をめぐる夫婦間の悲劇といえるもので、お子さんがいらっしゃる方もいらっしゃらない方も知っておいて欲しい必読の書といえます。





購読のきっかけは友人の経験話からだった

そもそも私がこの本を読んでみようと思った動機は1年ほど前に私の仕事仲間が

突然うちのやつが六歳の娘を連れて出て行って行方が分からない

という話を聞いたのがきっかけでした。

彼の話によると、奥さんの実家や親族に聞いても教えられないと言われるし、その上「あんたがDVをしたからだ、慰謝料を払え」と言われたそうである。

「冗談じゃない、俺はそんなことをした覚えはないよ」と本人は憤慨していたをの覚えている。

「市役所で転出届が出ていたら住民票の写しをもらえば引っ越し先が分かるんじゃないかな」と彼に伝えたら翌日仕事の時間を調整して行ってきたとのこと。

「どうだった?」と聞いてみたら市役所の担当者から

奥さんから開示しないようにと要望が出ているから出すわけにはいきません

と言われたそうである。

「ずいぶん手回しがいいな」と言ったら、「たぶん俺のことを市役所にDV夫だとでも言ってるんだろう、うちの奴にそんな頭は回らないはずなんだけど」ということだった。

じゃ誰が、ということでお互いに疑問が浮かんだがその場はそれで終わった。

 

彼を襲うさらなる悲劇

そして2~3日後にまた彼を襲った悲劇的な話を聞くことになった。

「やばいよ!」というから話を聞いてみたら、彼は都営住宅に住んでいるのだが、「奥さんの名義で入居していたのだが、なんとすでに解約の手続きを済ませて出て行ってる」ということが分かったということであった。

住居の空け渡し日までもう2週間くらいしかないから、急いで不動産屋へ行って引っ越し先を見つけなきゃいけない、ということであった。

彼は「娘が帰ってきたときのために小学校のそばに探そうと思う」と言っていた。

彼の希望通り小学校の近くのアパートが見つかり、明け渡し日の前日にバタバタと何とか引っ越しを終えたようである。

 

弁護士に相談に行く

引っ越しが落ち着いたところで、市が行っている弁護士無料相談を利用して相談に行ったそうであるが、

奥さんにはすでに離婚に詳しい弁護士がついているようですね。
その上での行動だから娘さんを取り返すのはなかなか難しいですね。

と言われ、すべてにおいて先手を取られているという話のようだった。

 

かなわぬ思い

ここまでの経緯を聞いて彼が蜘蛛の糸に徐々にからめとられていくようなイメージが浮かんできた。

そしてさらにその後、奥さんが彼に内緒で多額の借金をしていたことも発覚した。

せっかくの思いで彼が娘さんのためを思い学校のそばに引っ越した願いは現在でもかなっていない。

以上のような出来事が身近にあったのでこの本のタイトルに惹かれ購入してみることにした。

読んでみると弁護士だけではなくさまざまな組織が絡み合い、金の匂いに群がる者、天下り先に利用する者、出世のために利用する者など私の創造をはるかに超えるビジネスの深い闇があることを知る内容となっていた。

 

新聞記事に見る「実子誘拐」報道

2011年1月27日nikkannsports.comに掲載された記事より

「取り戻したい」母が娘を連れ去り未遂容疑

福岡県警粕屋署は27日、離婚係争中の夫(43)から長女(4)を連れ去ろうとしたとして未成年者略取未遂の疑いで、母親のパート従業員(36)と祖母(63)の2人を逮捕した。

粕屋署によると、青柳容疑者と夫は別居しており、親権は未確定。夫が長女を育てており、両容疑者とも「取り戻したかった」と容疑を認めているという。

2人の逮捕容疑は、昨年12月20日午後5時20分ごろ、福岡県宇美町の長女が通っている幼稚園の駐車場で、長女を乗用車に押し込み連れ去ろうとした疑い。

居合わせた幼稚園の先生らが止め、長女にけがはなかった。
夫が翌日粕谷警察署に被害届を出していた。

 

「連れ去り」は無罪、「連れ戻し」は誘拐犯

この記事の内容は同居している親が子供を連れて家を出るときには誘拐罪は適用されないが、子供を連れ戻そうとする

「連れ戻し」の場合にだけ「未成年者略取誘拐罪」が適用される

ということである。

最初に子供を奪った親に親権が与えられ子供を奪い返そうとした親には犯罪者の烙印が押される。

したがって犯罪者として逮捕されないためには、この本のサブタイトルにあるように

ルールは一つ、相手より先に我が子を誘拐すること

ということが当てはまる。

 

男親を狙うDV認定三点セット

確実に親権を得るには相手を親として不適格であると仕立て上げる必要がある。
そのためによく使われる手口がDVを受けていたとでっちあげることが弁護士の常套手段として使われる。

その手口として以下のようなことがよく行われる。

  1. 診断書を取得する
    病院に行ってストレスがあり胃や腸の具合が悪いと言えば「ストレス性胃炎」や「ストレス性腸炎」などの診断書をすぐにもらうことができる。
  2. 避難や相談をする
    DVシェルターに入っていた、あるいは警察や婦人相談所へ「相談した」という事実も証拠になる。

(父親が行う場合は妻が児童虐待をしていたと主張する。)

 

そしてやがて子供と会えなくなる

離婚訴訟を勝ち取るまで親は裁判所の心証を悪くしないため最初のうちは面会交流をさせるが、親権を勝ち取るとやがて回数を減らしていき最後には全く合わせない方向へもっていく。

子供が熱を出した、子供が嫌がっているなどの理由で徐々に回数を晴らしていき最後には一切会えない状況にもっていかれる。

親権を奪われた親は財産をごっそり持っていかれ、子供と会えなくても毎月養育費という多大な金額を払い続けなければならない。

この本の中では以上のような手口で子供の親権を奪われた卒田(仮名)さんという実在のキャリア官僚の戦いを通して「実子誘拐ビジネス」の闇を浮き彫りにしている。

やがて妻側の弁護士をはじめ「実子誘拐」ビジネスに携わる人間が卒田さんにさまざまな圧力をかけてくるようになる。

最終的に39人もの相手を告訴することになり弁護士だけではなく、いくつもの組織が絡んでこのビジネスを成立させていることが解明される。

本書では「実子誘拐ビジネス」にまつわる彼らの手口と人物名を実名で公表しているところが圧巻だ。

 

登場した個人、団体へのリンク掲載

本書の中に実名で挙げられた人物と団体名を2つピックアップしてリンクを貼っておきます。

「子どもの連れ去り」で飛び出した若林辰繁裁判官の“トンデモ”発言
https://childabductioninjapan.fandom.com/wiki/

日本キリスト教婦人矯風会DVシェルター
DVなどで苦しむ女性を緊急に一時保護する民間シェルターの草分け的存在としてDVシェルターを経営している。

・政治活動
太平洋戦争中における日本軍による従軍慰安婦問題の責任は日本国および昭和天皇にあるとした女性国際戦犯法廷の開催に協力し、韓国の「正義連」の活動を支援している。

・従軍慰安婦の問題化を推進
2015年に慰安婦問題日韓合意が成立すると「被害者の方々の思いを無視し、国家間の政治的決着を狙った日韓合意を私たちは受け入れることはできない」と抗議声明を政府に送った。

慰安婦問題の火付け役を自任しており、かなり偏った政治思想を持った団体であることが分かる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ ウィキペディアより

矯風会DVシェルター案内サイト
https://kyofukai.jp/aboutus/inst/help

 

離婚や親権にかかる高額な弁護士費用

ある弁護士事務所の案内では離婚にかかわる弁護士費用としては以下のようになっていた。

相談料=5000円程度(30分程度)
離婚の弁護士費用=58万円

離婚訴訟に入ると以下の成功報酬分が加算される。

成功報酬にかかわる弁護士費用の相場
慰謝料請求 獲得金額の10%~20%
財産分与 獲得金額の10%~20%
親権の獲得 10万円~20万円
養育費の獲得 2年間の養育費の10%~20%前後
日当 出廷1回に対して3万円~5万円

弁護士にしてみれば夫婦が仲良く折り合ってもらっては困るのだ、できるだけ永く争えば争うほど儲かる仕組みとなっている。

「実子誘拐ビジネス」で利益を上げているのは弁護士だけではない。
これについての詳しい内容は本書を読んでいただきたい。

本書は、まさにマスメディアが報じない「実子誘拐ビジネス」の闇の部分をあばき出し、現実を突き付けてくれている。

離婚を考える人はもちろん、これから結婚を考えている人たちにとっても必読の一冊だと思える。

家族を壊す人権弁護士たちの正体を暴く
 
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