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人は菌と共生している、行き過ぎた抗菌・消臭思考は危険

      2016/08/27

綺麗好き、菌、危険

 

人は汚いところで育った方が健康になる

最近の研究によると、ある程度汚いところで育った方が免疫力が付くは本当だったことが分かった。

1歳までに様々な細菌にさらされた子どもは、3歳の時点でアレルギーや喘息を発症するリスクが格段に低いことが分かってきた。

免疫システムが完成する1歳前であれば、不潔が功を奏するそうだ。

その理由は、免疫システムが作られる過程にある。

免疫のシステムは菌などの異物(抗原)に遭遇するたびに、それぞれの抗原ごとに最良の攻撃方法を学習し、抗原を記憶し覚えていきます。

出合う抗原が多ければ多いほど獲得免疫のレパートリーが拡がり、能力はパワーアップしていくわけです。特に、子どものうちにできるだけ多くの抗原にさらされると獲得免疫はどんどん強くなって生きます。

そのため過去に出会った異物に対して再び遭遇すると、その抗原を直ちに認識し、素早く、特異的に反応します。
その例として、水ぼうそう(水痘)やはしか(麻疹)は、一度かかると二度とかかりません。

大人になって「はしか」や「水ぼうそう」にかかるとひどい目にあうというのは抗体が作られなかったために免疫システムが働かないからです。

先進国で見られる過剰なまでの消毒対策や、抗生物質や抗菌剤の多用は子供の細菌への接触を減らしてしまい、正常な細胞にまで過剰に反応する「自己免疫疾患」に陥りやすい体質になるそうだ。 

同じ理由で子供の環境を清潔にしすぎるとアトピー性皮膚炎などのアレルギーになりやすいそうです。

正常な免疫システムが作られるためには汚いくらいが丁度いいようです。

こんな結果もある、O-157は日本、米国、イギリスなど先進国しか発生していない。抗菌思考がこうじて逆にO-157を蔓延させる結果になってしまっている。

また、人に嫌われているのではないか、不快感を与えているのではないだろうかと、自分のニオイを極度に気にするあまり「体臭恐怖症」という病に冒される人も増えてきています。

それでも人は無菌、無臭の世界へ更に進もうとしている。

 

洗浄便座でお尻の洗いすぎは良くない

「皮膚の表面にはたくさんの常在菌がいて、バリア機能やうるおいを保っている。

肛門も同じで洗いすぎると抵抗力が弱まり、かぶれや湿疹を引き起こす原因になります。
強すぎない水圧で、軽くふき取る程度でとどめておきましょう」 

洗い過ぎると、肛門周囲湿疹・肛門皮膚炎・肛門潰瘍・肛門狭窄・直腸炎などが起こりやすいと指摘されています。

また衛生的過ぎる環境が「認知症患者」を増やしているとの研究結果が発表された。
これには免疫細胞が関係しており免疫細胞が低下すると、認知症の原因となる脳炎症が起きてしまうことが原因とされている。

人の体にはどのくらいの菌がいるのだろう

菌 Photo: undefined by Charis Tsevis

 

体重の重さの少なくても1キログラムは細菌の重さだと言われれている。

最も多く「菌」がいるのが大腸だ。

人の腸内には一人当たり100種類以上、100兆個以上の腸内細菌が生息しており、腸内細菌の重さは1.0~1.5Kgにもなる。

そしてまた、人の皮膚には1兆個以上(1㎠あたり20万個)の常在菌がいると言われていて、集めると100グラムにはなるという。

これらの菌は人間に害をなすわけではない。それどころか、皮膚の常在菌は、人に害を及ぼす菌から人体を守るバリヤーの役目を果たし、体内にあるそれは、摂取した食物の分解などを補助してくれたりと、人間の細胞では成し得ない様々な機能を補ってくれている。すなわち、共生状態にある。

外からの菌が怖いあまりに除菌に力を入れすぎると共存関係を図る大切な「菌」までも傷つけてしまう事になる。

 

便の成分には腸内細菌の死骸が驚くほど多い

便の成分は食べ物のカスだと思われがちですが実はそうではありません。
便を構成する成分のうち、食べ物の残滓はおよそ5%にしか過ぎません。

大半は水分(60%)が占め、次に多いのが腸壁細胞の死骸(15%〜20%)である。また、腸内細菌の死骸(10%〜15%)も食べ物の残滓より多く含まれる。

だから断食をして食べ物を口にしなくてもタール状の黒っぽい便が排出されます。
この排泄物を宿便と称して「断食ダイエット」だとか、「宿便を出せば3~4キロ痩せる」とかのダイエット商法が横行しているので注意が必要です。

(関連記事)» 宿便を出すと痩せるは本当か?宿便は存在するのかしないのか

 

日本人の綺麗好きはついに「ニオイ」まで会社ぐるみで対応するところまで来た

ニオイケアセミナー

抗菌防臭のデオドラントグッズの売れ行きは相変わらず好調のようです。
次々と新しい商品が開発され身の回りから全てのニオイと菌を消し去ろうとしているかのようです。

現代人は清潔好きであり清潔であるか否かが人の価値までも決めてしまうファクターとなっています。

ニオイに敏感になった昨今の社会では、ニオイを気にせずに快適に仕事ができるオフィス環境を整えることも、企業の役目になりつつある。

そんな中ついに「デオドラントケアセミナー」を実施する企業まで現れた。
東京・西新宿に本社を構えるエプソン販売は、2013年度から従業員に対して「エチケットセミナー」を自由参加で実施している。

そのきっかけは、同社のハラスメント相談窓口に寄せられた相談に「周囲の口臭や体臭が気になる」という声が、暑い季節になるとたびたび寄せられるようになったのだ。

問題はその解決法だが個人を呼び出して「あなた臭いますよ」とは言えない。
そこでセミナーという形をとれば個人の尊厳を傷つけることなく、エチケットに対する意識を高めることにもつながるので実施を決めたそうだ。

そこで協力を仰いだのがあの化粧品会社の「マンダム」だ。

マンダムでは申し込み希望があった会社へ社員を派遣し「ニオイケアセミナー」を実施してくれる活動をしている。

その内容は「ニオイに関する意識・実態」「ニオイの基礎知識」「ニオイに関するウソ・ホント」「対策法」まで約1時間で解説してくれる内容となっている。

ニオイに関して「スメルハラスメント」もついにここまできているのかという感もする。

 

 - ■カラダ

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