ネタの森

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『増え続ける幼児の虐待事件』その原因は脳の前頭葉にあった

      2017/03/20

 

 幼児虐待
 

まただ、最近ニュースを見ていると連日連夜のように幼児の虐待事件が報道されている。

このようなニュースを見ていると本当に暗い気持ちにさせられる。
その中でも特に私の心に刺さり、目を奪われた事件がある。

3歳児の新井礼人(あやと)ちゃんが虐待死させられた事件だ。
食事中ににらんできたからと頭にきて1時間半にわたり暴行を加え、硬膜下血腫で死亡させた。

逮捕された男は暴力団員の「永富直也」という二十歳の男である。
この男の供述を聞いて私は唖然とするとともに怒りが込み上げてきた。

Photo: undefined by menard_mickael

 幼児虐待

 

「俺にガンをつけたから頭にきてやってしまった」ここまでなら、時として人間は理性を失いカーッとなって思いもよらない行動に走ることもあると理解は出来るが、その後冷静になれば「申し訳なかった」と思うのが普通だと思うのだがこの男は冷静になった後の供述で「やることはやった。人生に悔いはない」と述べており、全く反省の色はない。

わずか3歳の幼児を虐待死させておいて「やるべきことはやった」って何だ、しかも「人生に悔いはない」ってどういうことだ。とてもではないが理解しがたい。

ニュースのテロップでこのコメントを見たときに思わず怒りが込み上げてきた。
こんな人間は二度と社会に戻すべきではない、終身刑か死刑にするべきだ、と。
いや、それだけでは足りない、江戸時代の刑に戻して、市中引き廻しの上百叩きの刑だ。

その後で一生罪を償わさせろと。

幼児虐待

 

 

 

しかし、このような脳が壊れているとしか思えないモンスターのような人間はどうして生まれてくるのだろうか。
ここまでくるとストレスがたまり易い時代だからだけでは理解できない状況になってきている。

そこでこのような異常とも思える行動と脳との関係を調べてみた。

 

前頭葉が人の感情をコントロールしている

 

 

人間の感情をコントロールしているのは「前頭葉」(前頭全野)が担っている。
前頭葉は頭の前半分にあり、人間が感情を抑え理性的に行動できるのも前頭葉のおかげであり、人が人であるために最も関与している部分である。

この前頭葉に障害が起きると、「我慢が必要なときに我慢が出来なくなる」「己の感情のまま行動するようになる」などの症状が現れる。

つまり前頭葉は思考や創造性を担う脳の最高中枢と考えられ、脳の司令塔なのです。

前頭葉を発達させるには何が必要なのか

愛情いっぱいに育てる
親の愛情が一番の基本、親からの愛情のない養育をされた幼児は、脳の発達が遅れるだけではなく、身体の成長も遅れる」
親の愛情をいっぱい受けて育てば、社会に出てからも他の人に愛情を与えることができる人間になりますし、そうでなければ人を愛することや信頼することができない性格の人間になります 。

やさしい言葉で話しかける
優しい言葉で話しかけることです。特に乳児期には、抱っこ「触覚的」刺激によって、情緒が安定し、脳の発達を促すのです。

外で遊び五感で体験する
幼い子供の頃から野外で遊び、五感で体験することで、前頭葉は刺激され、発達します。
その体験がヒトの脳を安定させ、発達を促し、ヒトの脳が発達して行くのです。
自然や動物と触れあって五感で感じられるような遊びをさせてあげる。

仲間とコミュニケーションを図る
友達と遊びながらコミュニケーションを図るうちにしてもいいこと、してはいけないことのルールを学び、相手の気持ちを考える「想像力」を養うことが出来る。

その他、痛い・悲しい・嬉しい・怒るなどの感情を素直に表現させてあげること。
好奇心のままにいろんな体験をさせてあげることなどが必要とされている。

前頭葉の発達を阻害する原因

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「キレる」、「ムカつく」は脳の栄養不良
情動をつかさどる脳の働きと食生活という観点からの研究もすすでいる。

中学1年~3年生の計1169人を対象にアンケートをとり食生活と行動について調べた結果、ジュース類やスナック菓子、インスタント食品を多く摂っていると情動が不安定で、根気がなく、常にイライラして、カッとしやすいという傾向にあるというデータが出ている。

「食」内容が劣悪になるほど、「キレる」、「ムカつく」傾向にあることが明らかとなりまた半数以上が朝食を食べていないという状況にあった。

スマホの見過ぎ
この人間として一番大切な前頭前野が実はテレビゲームによって非常に影響を受けているということが最近の研究で分かってきました。
テレビ・ゲーム・スマホを長時間やっていると、 人間しか持っていない想像力・考える力を司る前頭葉が 退化してしまうそうです。

幼児期の虐待
また幼児期に虐待された人の何千人もの脳検査によると通常の人より、脳の前頭葉の萎縮が見られるということが明らかになってきました。

子どものときに長期にわたって激しい体罰を受けた人は、受けなかった人に比べ、脳の感情などをつかさどる部分が平均で20%近く小さくなっているという研究発表があった。

萎縮が見られた部分は、犯罪の抑制力にかかわる所でもあり、衝動的な行動を起こしたり、キレやすくなったりする可能性が高くなるとのこと。

今回逮捕された「永富直也」のような常識を超えた行動や言動をみると、後天的的に脳障害を受けたのか、あるいは幼少期の成長過程で彼もまた虐待を受けて前頭葉が未発達のままになっている可能性も高い。

前頭葉の発育には特に幼少期にはやさしい言葉で話しかけることが、必要なのだが、最近の若い母親が子供を叱るときのの言葉使いは荒い。

暴力的な言葉による虐待

「マジかよ」
「ざけんな」
「テメー」

「何度言ってもわからねぇな、テメーは」
「早くしろって言ってんだろ!」

 「早くしろやウザイ!」
「オメー何やってるんだよ!」
 「もーイライラすんな!」

このような言葉を毎日かけられて育つ子供もたまったものではない。これでは母親が子供の前頭葉の発達を阻害していると言えるのではないだろうか。

この暴力的な言葉の先に来るのが下の動画だ

 

動画は「YouTube」から

 

2014年に 渋谷駅(東京・渋谷区)で撮影された「児童虐待」とも受け取れる動画がインターネット上で公開され話題を呼んだ動画だ。

床に座って泣く幼児に、母親とも見える女性が「おうちにスッと帰るの!」「行くの、帰るの、どっち」などと怒る。
「帰る!」と叫んだ幼児を「早くしろよ」とせかしながら、2人は歩き出す。
数歩進んだところで、女性は突然「ふざけんなよ」と左足をあげた。ガタンという音とともに、幼児が倒れこみ床に頭を打ち付けた。

投稿者と思われる男性が「おい、警察呼ぶぞ」と声をかけると、女性は一瞬カメラを見るが、すぐに幼児の手を引いて歩き出した。
「ビデオに撮ったぞ、おい」と怒る男性を尻目に、2人は雑踏に消えてしまった。

目撃した 警察への届け出を終えた17日、投稿者は事件の詳細をフェイスブックで伝え話題となった動画だ。

 

ここまで自分の感情をコントロールすることが出来ないこの母親もおそらく前頭葉に未成熟な部分があるのではないだろうか。

そしてこのような仕打ちを受けた子供もまたトラウマを抱え自分が子供を持ったときに同じような行動をとりやすい。

このように「キレやすい」という負の連鎖が繰り返され増えていき、キレやすい人間がどんどん増産されていく。

最近では若者だけでなく、キレやすい老人が増えてきていて「暴走老人」などといわれて話題になっている。

キレやすい若者が増え、切れる老人が増え、さらに切れやすい母親が増えこのまま進むと回りはみんな危ない人ばかりで住みにくい世の中になって行きそうである。

 - ■ライフ

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