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『糞便移植療法』他人の便でダイエット?あらゆる病気を治す可能性

      2017/03/20

便移植、ダイエット

 究極ともいえる「糞便移植療法」が今注目されている。

健康な他人の便を十二指腸に注入することで糖尿病や肥満、メタボリックシンドローム、アレルギー、ぜんそくなども治り、ダイエットにも効果があるらしい。

糞便移植療法とは難病で苦しんでいる人に、健康な人の便を移植して治療するのです。なぜなら病気の人は何らかの理由で腸内細菌の種類や数が乱れているから。

健康な人の便に含まれる腸内細菌を移植して正常な細菌構成に戻そうという研究が進んでいる。

アメリカではすでに「オープン・バイオーム」という研究室で便を買い取ってくれるシステムがある。
ただし、この審査は厳しく109点に及ぶ臨床評価項目を通過しなければならない。

肥満だったり、違法薬物や抗生物質の使用などがあったりすると、ドナーの資格を得ることはできない。

厳しい審査を通過し選ばれた便は1サンプルにつき4,800円で買い取ってくれるそうである。
選ばれたドナーはボストン北西部にある研究室で便を提出し、この便が買いとられ患者らに移植されるのだそうです。

毎日通えば1ヶ月で約15万円ほどになる計算だが、こうした選抜を経た後に残るのは、ドナー候補のうちわずか3%だそうです。 副業の道もなかなか厳しい。

こうした選ばれし便を持つ人になれたらひたすら親に感謝ですね。

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糞便移植療法は健康をつかさどる腸内細菌に優しい

人間の腸内には善玉菌と悪玉菌を合わせて100兆超個の腸内細菌が生息しているといわれている。
「腸内細菌」は人間の健康と密接に関係し、腸内環境によって健康状態が大きく左右されることが解明されてきている。

患者が感染症対策として抗生物質を摂取すると、善玉菌が殺される一方で、院内感染による下痢として知られるクロストリジウム・ディフィシルを含む悪玉菌が増殖してしまう場合があります。

クロストリジウム・ディフィシル感染症は保菌者の腸内細菌の勢力バランスが崩れることで発症する病気です。保菌したとしても、他の細菌に抑え込まれていれば発症することはないはずです。

健康な腸から得られた糞便の細菌を患者の腸内に注入することで、有害なクロストリジウム・ディフィシル菌を追い払うことができ、再発患者の約9割が、1回の糞便移植で患者の容体が快方に向かったそうです。

スタンダードな治療法であるバンコマイシンなどの「抗生物質」を投与する治療法の治癒率をはるかに超える好結果が出ています。

抗生物質の副作用はいろいろありますが、最大の副作用は免疫系を損なうことです。

抗生物質は腸内の悪玉菌ばかりではなく善玉菌も区別することなく殺してしまうのため腸内細菌叢のバランスが崩れ免疫機能に影響を与えます。

また服用が少なすぎたり途中でやめたり、また乱用することによって抗生物質が効かない「耐性菌」を作ることになります。

この耐性菌については抗生物質が効かない「蔓延する耐性菌の恐怖」ということでWHOでも警鐘を鳴らしています。

この糞便移植療法は薬剤による治療法ではないのでこのような副作用はありません。
またこの治療法はすでに欧米諸国では通常医療として行われており、その有効が多数報告されています。

これまでに改善や治癒が報告されている病気は、馴染みの深い病名だけでも便秘、炎症性腸疾患、過敏性腸症候群、自閉症、糖尿病、メタボ、、パーキンソン病などが挙げられる。

これらに加え、大腸がん、胃がん・胃リンパ腫、さらに関節炎、ぜんそく、アトピー性疾患、自己免疫疾患、湿疹、脂肪肝、花粉症、高コレステロール血症、狭心症、心筋梗塞、肥満、認知症などが腸内細菌の変化との関連が認められているという。

国内の病院でも糞便移植の臨床試験がスタートした

日本でも千葉大医学部付属病院、慶応大病院、順天堂大などで臨床試験がスタートしている。

順天堂医院 地域医療連携室

千葉大学医学部附属病院消化器内科

糞便移植、ダイエット
方法は、便を生理食塩水と混ぜてフィルターで濾過(ろか)した液体を注射器に入れ、50~300グラムほど内視鏡で大腸に注入する。

 

「デブ菌」という細菌の存在

糞便移植、ダイエット

 

Photo: undefined by Bill Dickinson

今回、この治療で思わぬ発見となったのは、肥満のボランティアの糞便を移植された人が、短期間で急に太ってしまったというものだ。

感染症の治療のために便を移植する治療が検証されており、その中で、肥満の人から便移植を受けると、やせている人が肥満傾向になったという報告が出てきた。
動物実験でも同様な現象が確認された。

クリステンセネラセエという奇妙な名前の細菌はやせる腸内細菌として注目されている。
遺伝との関係があると判明した細菌だ。
この細菌を持っている人はやせている傾向があると判明した。

将来的にはエステで他人の便を入れてもらってダイエットした、というようなことが起こるかも知れない。

糞便移植はビッグビジネスになる可能性がある

□遺伝子解析装置
腸内細菌を一挙に解析する装置でこのビジネスを支える基盤となる。

□特定の腸内細菌を培養する
効果・効用が見込まれる最近を育てるサービスで、薬、サプリメント、健康食品市場など巨大なマーケットが見込まれる。

□個人向けビジネス
個人の腸内細菌を調べ、その人に合った腸内環境を整えるビジネス。アンチエイジングやエステ産業など

研究が進めば薬局へ行ってずらっと並んだ棚の中から自分の症状に合ったカプセル入りの商品を購入し、飲むだけで食べても太らず、便秘も解消し、ダイエットにもなり肌も奇麗になるそんな時代が来るかも知れない。

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