ネタの森

日常のチョッと気になる出来事をいろいろ記事にしています

湿布薬の「温」「冷」には意味がなかった、どちらを使っても同じだった

      2016/12/02

温湿布薬

 

湿布を貼るときに温湿布か冷湿布を貼るか悩む人は多いと思います。
サイトなどでで調べてみると多くの使い分け方として「温湿布」を使う場合、温湿布は温度上げる働きがあり血流を良くする働きがあるため、慢性的な痛み(肩こり・腰痛・神経痛)に効果的とされています。

また冷湿布は熱を持っていたり腫れていたりする患部に効果的で、急性的な痛み(筋肉痛・ぎっくり腰・ねん挫)に使用すると良いと解説されているものが多く見受けられる。

 

では実際にそのような効果はあるのでしょうか?
以前から温湿布という商品に疑問を感じていた夏井医師がズバリ解説をしている。
何しろこの先生は「傷は乾かさない」「消毒はしない」「ガーゼは使わない方が早く治る」という今までの常識を覆す「湿潤療法」を定着させつつある先生ですから、色々なことに疑問を持たれるようです。

 

夏井医師がふと疑問に思ったこと
温湿布の効能書きには、トウガラシエキス中の有効成分カプサイシンの皮膚刺激により皮膚表面温度を上昇させ、鎮痛消炎効果を示す。主成分のカプサイシンによる末梢循環機能の促進する。
カプサイシンに本当にそんな効果があるのかということが気になり始めたようである。

Photo: undefined by Sonny Abesamis

 

スポンサーリンク

 

皮膚の温度を上げるためには物理的に考えると、皮膚温度より高い物質を皮膚に当てるか、血管を拡張して温かい動脈血の皮膚への分配量を増やすしかない。

湿布を貼るのは皮膚の表面だ、皮膚の下には脂肪の膜があり、その内側に動脈が走っている。
皮膚の温度を上げるにはこの動脈を拡張させ、血流を増やすしかない。 そこまでカプサイシンは届くのか。

皮膚の表面には角質があり、通過するには角質層を破壊しなければならない。
仮に通過したとしても濃度は距離の2乗に反比例して薄くなるので到達した頃には濃度は0」になる。

 

夏井医師の出した結論
これで温度を上げることは出来るのか、というわけで、これはどう考えて無理だ。
無理に無理を重ねなければ実現しそうにもない。

夏井医師が販売しているメーカーのMRに問い合わせてみたところ、皮膚の温度を上げる作用は全くないようです、という誠実な回答を得られたそうです。

後日、以下の2点をメーカーに問い合わせて見たところこのような回答が得られたとの事です。

・カプサイシンが皮膚を通過することはない。
・カプサイシンに動脈拡張作用はない。

今まで常識だと思っていたことににもふと疑問を持つ、古いパラダイムの継承ではなく,古いパラダイムの否定と新たなパラダイムの創出を基本とする夏井先生らしい一端が垣間見えた事例である。

 

では、なぜ温シップを張るとポカポカしてくるのか。
理由はただ一つ、カプサイシンによって貼付部位に接触性皮膚炎が起き、炎症症状として痒みを生じ、それを温覚と錯覚しているだけではないかと思うと解説されている。

実際,温シップで接触性皮膚炎はよく起きるし、カプサイシンでなくても皮膚炎が起きている部位は痛痒いし、それは「ポカポカしている感じ」そのものである。

ちなみに、「わが社の温シップは効いている」、「わが社のカプサイシンには血管拡張作用がある」というメーカーがありましたら、どんどんご反論ください。
反論、お待ち申し上げております。

と夏井医師が反論を待っているようだが、未だにどこからも反論はないとの事である。

大手メーカーの試験によれば冷感シップだと3度、温感シップだと2度ほど皮膚表面の温度は低下するとという試験結果も出ているようだ。
これらの温度低下は湿布剤に含まれる水分が蒸発する時の気化熱によるものとされています。
シップでは皮膚表面の温度が気加熱によって少し下がる程度のもので、患部の熱を奪う力はないと言う事です。

シップは薬剤による鎮痛効果を狙ったもので患部の除熱などを目的としたものではありません。
ということで「暖かいのが好きか」、「冷たいのが好きか」どちらでも好きな方を使えば良いということです。
悩まなくても良かったのですね。

ギックリ腰になった場合は炎症を起こしている場合が多いので、冷やして炎症を抑えることが大事なのですが、冷湿布ではなくアイスノンなどの冷却効果のあるもので冷やした方が良いでしょう。

2~3日して炎症が鎮まり動けるようになったら温めて血液の循環ををよくした方が回復が早いようです。
暖かいお風呂に入ったり、カイロで温めるのも有効です。
太陽の光で温めることが出来るのならベストのようです。

寝違いも捻挫も打撲も同じです。

 

ギックリ腰とアルコール

ギックリ腰になったらお酒はどうなのでしょうか?お酒好きの方には悩ましい問題ですよね。
結論は残念ながら飲まないほうが良いようです。

その理由はギックリ腰は筋肉の細胞が傷つき、内出血を起こしている場合が多い。
血流がよくなることにより、炎症・傷がついている筋肉も血流促進されてしまい、傷からの出血が多くなる恐れがあるためだそうです。

腰痛発症から3日間は禁酒をした方がよく、さらに一週間程度は控えたほうが良いようです。
お酒好きの人には腰の痛みに加えストレスが溜まりそうでトホホですね。

でも炎症が治まったら温めて血液の循環を促した方が良いのであれば・・・
「少しくらい飲んだ方が良いのでは」と都合のいいように勝手に解釈するのは酒飲みの性でしょうか。

一週間は長い!

 

 

 - ■カラダ

スポンサーリンク

スポンサーリンク