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偽造医薬品による健康被害の懸念が浮上、裏の流通ルートの存在

   

偽造医薬品

 

1月17日に厚生労働省が奈良県内の薬局チェーン店でC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造医薬品が発見されたと発表した。

今回発覚したのは薬局チェーンの「関西メディコ」が運営する「サン薬局」3店舗に納入され1ボトルが患者に販売されたことが分かりました。

 

インターネットで購入する偽造医薬品として代表的なものにED治療薬・痩せ薬・育毛剤などがあり、これらについては予想の範囲内のことではあるが、国内の薬局で購入するものにまで偽造医薬品が出回るというのは薬剤業界の信頼を損なう出来事である。

今回このような事態が起きた裏にはメーカー以外のルートから仕入れた薬を正規ルートよりも安く医療機関や薬局に転売する現金問屋の存在があった。

Photo: undefined by Spot Us

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医薬品の卸といえば、メディセオ、スズケン、アルフレッサ、東邦薬品などの大手が有名であるが今回の事の発端は上記のような正規ルート以外の現金問屋から仕入れた物に偽造品が含まれていたことによる。

これに伴い厚生労働省では奈良県、奈良市、京都府、東京都及び大阪府と連携して偽造薬品の流通ルートの解明等を進めており現時点で以下のように発表している。

 

偽造薬品

 
引用元 厚生労働省資料2より(PDFファイル)

 

東京のGという現金問屋が個人から買い取った物の中に偽造品がまぎれていたようで、それが下の二次問屋、三次問屋を経由して奈良県内の関西メディコ系列のサン薬局に納品された。

 
卸売業者G
(偽造品)
卸売業者 卸売業者 関西メディコ

 

大手の薬剤販売会社では信用を損なわないように基本的には正規ルート以外からは仕入れないように指導はしていると思うが、そこはやはり利益を追求する企業である。
店も本部から売り上げを追求されるため利益を上げるために仕入れコストを下げる必要性に迫られ、このような事が起こりうることは十分考えられる。

 

医薬品の現金問屋は需要があるから成り立っている

買取問屋を利用するメリットは安く仕入れられるということの他に余った余剰在庫を処分し現金に換えられるという医療機関や薬剤店のメリットもあります。
インターネットで「薬品買取」というキーワードで検索してみると買取問屋のページが大量に見つかる。

 医薬品買取 googleで検索

これだけ多くの現金問屋が成り立っているということはそれだけ需要があるということである。
買った物は売らなくては成り立たない。
それだけ大量の転売医薬品が薬局や医療現場に納品されているということになる。

今回問題となったハーボニー配合錠は、新たな技術によってC型肝炎ウイルスの増殖を食い止めることに成功し、C型肝炎に非常に有効な効果を表すことが確認されている薬です。

しかし、驚くのはその価格です、発売当初は1錠なんと8万円もしたのです。
その後改定され現在では1錠5万4796円の価格となっています。
1瓶ではなく1錠です、しかも1日1回3ヶ月の服用が必要です。

高価なものを狙って誰かが偽造したのでしょう。

日本の医薬品市場は厳格に管理されており偽造医薬品が侵入することはないという安心感がありましたが、裏の転売市場を通せばこのようなことが起きることが分かりました。

インターネットで購入する際は以下のように更に注意が必要だ。

インターネットで購入するED治療薬の4割は偽造品

ED治療薬を製造しているファイザー製薬の調査結果によると以下のような結果が出ています。

 

2016年の調査
今回の「ネットで購入した医薬品の真贋調査」は、2009年以来の調査でしたが、各社のED治療薬を鑑定した結果、国内外の合計で約4割が偽造品であることから、依然として多くの偽造医薬品が流通している実態が確認されました。
各製品別の鑑定結果からも、承認されていない用量や表示されている用量とは異なる成分量が含有されている偽造品も散見され、ネットを通じてこうした偽造品を入手するリスクは非常に高いことから健康被害を危惧しています。
また、各社への寄せられた有害事象報告からも、ネットで購入したED治療薬で体の変調を訴える情報が散見されました。

 

 

中国のED薬偽造現場

偽造薬品

 

さすがに偽造大国中国です、品質管理もへったくれもありません。極めて不衛生な場所で作られています。
カラープリンターのインクを使って着色をしている例もあります。

中には国内外問わず正規品では存在しない有効成分量をうたうものや、成分分析の結果、複数種類の不純物が含まれている偽造品も見つかったという。

 

偽造医薬品

日本で承認されているバイアグラの用量は25mg・50mgです。 海外で承認されている用量に100mgがありますが、近年、精巧な偽造が見つかっており、注意が必要です。

 

米国からの輸入品だから大丈夫とは言い切れません、ここで作られた物が米国経由で日本に輸入されている事例もあります。

購入した薬物を使用したら体に変調が起きたなど、怪しいと感じたら、厚労省監視指導・麻薬対策課監修の「あやしいヤクブツ連絡ネット」の窓口に相談を。

あやしいヤクブツ連絡ネット

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