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「手荒れ・主婦手湿疹」の簡単な治療法、ハンドクリームは使ってはいけない

   

手荒れ

 

湿潤療法を広めた夏井医師が手荒れや主婦手湿疹の簡単な治し方を提唱している。
傷は消毒しない、乾かさない、ガーゼは使わないという今までの治療法の常識を覆した夏井医師の薦める方法ですから、これまた驚きの治療法です。

Photo: undefined by Brett Sayer

 

それはなんとハンドクリームは使ってはいけないというのです。

手が荒れたらハンドクリームで手入れをするというのはほとんどの人には常識的なことですよね。
しかし、その理由を夏井医師は以下のように医学的に分かりやすく述べられています。

その理由はハンドクリームには「界面活性剤」が使用されているからです。

界面活性剤とは「物質の界面にはたらきかけて、本来はなじまないもの同士をなじませることができる物質」です。

例えば「水」と「油」です。

水と油をなじませることが出来るので台所洗剤は油汚れを簡単に落とすことが出来るのです。

ハンドクリームに界面活性剤を使用する目的は「乳化」と呼ばれ、油溶性の液体と水溶性の液体をムラなく混ぜあわせて使用感の向上を図ったり、角質層に浸透させやすくする目的で使用され、化粧品にも使われています。

ハンドクリームの成分は界面活性剤であり、水と油が溶け合ったものでこれを塗ると手はツルツルすべすべになりますが、皮膚の油を落としてしまうためクリームを落とすと手はゴワゴワ、シワシワになってしまいます。

 

その理由を夏目医師は以下のように解説されています。

クリームに含まれる界面活性剤の疎水基は細胞膜の蛋白質に結合し,細胞膜を破壊します。
皮膚科の教科書に「クリーム製剤は健常の皮膚にのみ用いること」と明記されているのは,健常の皮膚は角化層で守られているからクリームを塗っても大丈夫だよ,という意味でしょう。
逆に言えば,角化層が正常でない皮膚(傷ついている皮膚,乾燥肌,アトピーの創部など)にクリームを塗ると,そこに含まれる「界面活性剤」が牙をむいて傷口に襲い掛かるわけです。

 

そしてまた尿素クリームは最悪だとも述べられています。

尿素クリームはクリーム基剤であり,それ自体が細胞破壊性を持っているため、皮膚を守っている角化層自体を破壊してしまうからだそうです。

尿素にはたんぱく質を分解するはたらきがあります、角質が分解されるため、尿素を使い始めてしばらくは「肌がやわらかくなった!」と感じます。

しかし角質層が破壊されると肌はバリア機能を維持するために新しい角質層を肌の表面に送り出そうと、ターンオーバーを早めます。そのため未熟な角質層が増えて来てバリア機能が崩れ肌荒れしがちになってきてしまいます。
尿素にいくら保湿機能があるといっても角質層を壊してしまっては意味がありません。

もともとそれほど角質層の厚みが増していない手などに使用するのは逆効果となります。

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皮膚の常在菌が肌を守っている

人の肌には無数の皮膚常在菌が存在し、嫌気性菌と好気性菌がバランスを取りながら肌バリアを形成し肌を守っている。

その役割は外部から侵入しようとする新たな菌から守ってくれる大切なな働きをしています。
また静菌作用も大切な常在菌の働きの1つで、他の細菌の発育や増殖を阻止する役目を持っています。

皮膚常在菌のバランスが取れている状態の時は肌は弱酸性に保たれ潤いが保たれるのです。

ハンドクリームだけではなくシャンプー、ボディーソープなどには界面活性剤が含まれているので同じ理由により皮膚のバリア機能を崩すことになります。

つまり薄めた台所洗剤で頭や体を洗っているのと同じことなのです。

その詳しいメカニズムを夏目医師が医科学的に解説されています。
http://www.wound-treatment.jp/next/essay/026.htm

 

夏目医師の薦めるワセリンを使用した手荒れ、主婦湿疹の治し方

1、小さじ半分くらいのワセリンをゆっくりと手のひら全体にに伸ばしていきます。
2、手のひらが終わったら手の甲にもまんべんなく揉み込んで生きます。
3、体温で解けてくるとやわらかくなり広がりやすくなるのでゆっくりと。
4、荒れているところは特に念入りに
5、最後に余分なワセリンをティッシュなどでふき取ります。

これを1日に何回か行うことにより数日で肌はツルツルになってきます。
ワセリンは最初はべとつくが体温で解けて伸びやすくなるので、時間をかけてゆっくり塗るのがコツです。

 

ワセリンを使う理由

白色ワセリンやプラスチベースは無味無臭ですし,口内炎用の軟膏,眼軟膏の基剤として使われています。つまり,口の中や目に入っても安全ということは,長い医学の歴史が証明しています。

ワセリンは肌に浸透せずガードが強いため角質層を破壊することなく皮膚に優しい強力な保湿剤と言えます。
しかもコストパフォーマンスが高い。

ワセリンには種類があり精製度の高いものほど純度が高くなり、黄色いワセリンは精製度が低く不純物が多いので使用する際には白色ワセリンを使用すること。

ワセリンの選び方についての記事はこちら
敏感肌にワセリンを基礎化粧品として使う「ワセリンの種類と使い分け」

 

お湯だけで汚れは落ちる

皮膚の汚れは汗や皮脂、角質の剥離成分など水溶性のものがほとんどだからお湯だけで十分落ちるのだそうで、面活性剤でなければ落ちない汚れは,本来ないのだそうです。

皮膚の弱っている方には界面活性剤は大敵です。
皮膚の正常な方でもボディーソープで体を洗いすぎると乾燥肌の原因となります。

お湯だけで洗った場合でもナイロンタオルでゴシゴシと洗うと皮膚と一緒に常在菌も綺麗に洗い流されてしまいます。

皮膚が敏感になっている方はお湯だけで体を洗い、ニオイの気になるところだけ固形石鹸で洗うようにすると良いようです。

またシャンプーで頭皮を洗い過ぎてもいけません、頭皮を守っている皮脂を落としすぎると正常な肌に戻そうとして過剰な皮脂が分泌されて余計に頭皮がベトベトしてきたりニオイが強くなったり、抜け毛などの様々なトラブルの原因となります。

髪の毛にタバコのニオイやお湯だけでは落ちないものがついた場合のみ少量のシャンプーで髪の毛のみ洗い、頭皮にはなるべく付けないようにして直ちにシャンプーを完全に洗い落とすようにする。

タモリさんや歌手の福山雅治さんも実践している「湯シャン」(ノーシャンプー)が広がりつつありますが、それを提唱したのが夏井睦医師です。

 

 

 - ■カラダ

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