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『がんの最新治療』オバマ大統領も期待する画期的な近赤外線治療

      2016/09/25

がん治療

 

体に無害な近赤外線を当てて、がんだけを攻撃するという新しい治療法が実験で成功したと今注目を浴びている。
その特徴は副作用がなく、転移したがんにも効果が期待できる画期的な方法だ。

しかも発見したのは米国国立衛生研究所(NIH)の主任研究員を務める日本人研究者、小林久隆氏らの研究グループである。

「がん細胞だけを殺す新しい治療法が実現しそうだ」とオバマ大統領も大きな期待をかけているということからも分かるようにその注目度は大きい。

Photo: undefined by aaron gilson

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副作用がなく人の体にやさしい治療法である

今、主流のがんの治療法はがんを摘出する「外科手術」化学療法による「抗がん剤治療」と「放射線治療」である。
しかし、これらの治療法には全て副作用が伴う。

・外科手術
手術による体への負担が大きく、また血管や組織を傷つけることで患者自身が治ろうとする力(免疫力)を低下させてしまう。

・抗がん剤治療
抗がん剤には二次発がん性があり今目の前のがんは消滅させることは出来ますが、数年後に再発する危険性が高まります。
また抗がん剤が、がん細胞だけを殺すのならば問題ないのですが抗がん剤は殺細胞剤と言われていて細胞分裂が活発な全ての細胞に作用するのです。
そのことにより免疫力が低下します。

詳しい内容は当サイトの抗がん剤には「発がん性」があることをなぜか医者は説明しないで解説しています。

・放射線治療
放射線治療はがんのみをピンポイントで狙う方法が主流になっているが、しかし放射線はがん細胞だけを選び抜いて攻撃してくれる訳ではないので少なからず正常細胞にも影響を与えます。

いずれの治療法もがんを攻撃する最も大切な「免疫力」を低下させてしまいます。

 

近赤外線でがん細胞を消滅させる仕組み

がん治療

 
 

研究チームが着目したのが、がん細胞は、免疫を抑える働きのある「制御性T細胞」を利用して、がん細胞を攻撃する免疫細胞から巧みに逃れているという点だ。

私たちの免疫系は、ウイルスや細菌が進入してきた場合には速やかに攻撃し、自己の細胞や抗原に対しては免疫反応をおこさないようになっている。 その役割をになっているのが「制御性T細胞」だ。

がん細胞はこの仕組みを利用して自分の周りに制御性T細胞で囲ませ免疫からの攻撃を逃れている。実に悪賢い細胞だ。

研究チームは、光を受けると発熱する特殊な化学物質を、制御性T細胞にくっつく性質を持った抗体と結合させた薬をつくり、がんを持つマウスに注射した。

その後、患部に近赤外線を当照ることにより、制御性T細胞にくっついた化学物物質が発熱し制御性T細胞を死滅させることに成功した。

今まで免疫力が攻撃しないようにがん細胞をガードしていた制御性T細胞がなくなったことにより、一斉に免疫が「がん細胞」を攻撃したため、たちどころにがん細胞は死滅し、マウスの生体実験では、8割の確率でがんが完治したという。

さらに光を当てていない部位のがんが縮小することも確認した。
がんを攻撃する免疫細胞が体内で移動しているためとみられ、転移したがんにも効果が期待できることを示している。

この物質はがん細胞にくっついて初めて、近赤外線を当てるとそのくっついた「がん細胞」を殺すため、がん細胞にくっつかない限り、体に害を与えないことが確認されている。

がん治療に使われるのは近赤外線。赤外線カメラやスマートフォンの赤外線通信、そして、テレビなど家電のリモコンにも活用されている。
近赤外線は放射線や陽子線と違い正常細胞には無害であるし、取り扱いが容易である。

 

米国食品医薬品局(FDAが異例の早さで臨床試験にゴーサイン

この治療法の臨床試験に、米国食品医薬品局(FDA)が2015年4月にゴーサインを出した。
動物実験から臨床試験までは早くても5年はかかるのが常識なので異例の早さで期待の大きさが分かる。

研究チームは3~4年先のがん治療承認薬を目指しているという。

転移がなく、副作用のないがんの治療法が一刻も早く実現することを苦しんでいる多くの方が待ち望んでいる。

 - ■カラダ

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