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愛犬の床ずれを新しい治療法「湿潤療法」で治療する、犬は大切な家族だ

      2017/08/14

 

家族の一員としてずーっと一緒に暮らしてきた愛犬もいずれ高齢になり、寝たきりになると褥瘡(床ずれ)に悩まされるようになります。

何とか治療をしてあげたいのだが、どうしたらいいのか。
「湿潤療法」と言うのを聞いたことがありますか?正式には「モイストヒーリング」または「湿潤療法」と言います。

今まで傷の治療法として130年間当然のこととして行われてきた治療法は、患部を乾かす、消毒する、ガーゼを当てると言うのが主流でした。
しかし、この治療法は痛みを伴い、傷の治りを遅くする方法だと言うのが分かりました。

新しい治療の「モイストヒーリング」とは傷口を乾燥させない、消毒液は使わない、ガーゼは使わないという療法で傷口に潤いを持たせた状態で、早く、痛くなく、そしてキレイに治す治療法です。

まず一番の違いは乾かさないという点です、傷をキレイに早く治すためには創傷面に潤いが必要だということが分かりました。

Photo: undefined by Tim

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 湿潤療法の特徴と医療機関での広がり

 

特徴

  1. 乾かさないで湿潤を保つ
    創傷面から出るジュクジュクの中には傷を治すための細胞成長因子が分泌されるが乾かすと死んでしまう。

  2. 消毒はしない
    消毒液は皮膚細胞や治癒に必要な「細胞成長因子」も殺すことになる。(消毒液が痛いのは細胞が悲鳴を上げているのだ)
    人間の皮膚には無数の常在菌が存在しているため傷の周囲を消毒しても皮膚常在菌を除去できるわけではない。(ただし、患部をきれいに洗い流し、異物を除去することは必要)

  3. ガーゼは使わない
    ガーゼは滲出液を吸収し創面を乾燥させます、また固まった血液と一緒に上皮化してきた皮膚も乱暴にむしり取るため出血し、患者に苦痛を与えることになる。
    これを繰り返せば治りが遅くなり傷跡を残す原因となる。

 

湿潤療法

この新しい創傷治療の「湿潤療法」が各医療機関でも普及し始めています。

日本褥瘡(床ずれ)学会などでは新しい創傷治療としてすでにう「るおい療法」を取り入れて治療を行っています。

日本褥瘡学界、褥瘡の治療について

 

人の医療業界と同じようにペットを扱う獣医療業界でもまだまだ一部ですが浸透し始めてきています。

ふじわら動物病院

 

愛犬の痛みは出来るだけ和らげて治療してあげたい

ペット床ずれ

 
画像出典 Tsunayoshi
 
この写真のような状態になると愛しい愛犬にとってもかなりの痛みを伴う辛い状態となります。
少しでも早く痛みを緩和してあげたいものです。
 

湿潤療法を行うために新しい被覆材として開発された治療材にプライスモイストがあります。
この商品は湿潤療法を最初に提唱し、広めた夏井 睦(なつい まこと)医師と瑞光メディカル社の協力の下、開発された被覆材です。

 

目指したのは、

  1. 創傷面を乾燥させず固着しないこと
    湿潤状態を保ち、剥がすときに創傷面を傷つけないこと

  2. 適度な吸収力を持ちつつ滲出液を保持できること
    必要な滲出液は残し、余分な滲出液は吸収すること

  3. 希望の大きさや形状に、自由にハサミでカットできること

そしてその商品の中に「プラスモイストTOP」というのがあります。
床ずれなど浸出液の多い創傷に対応するために開発された被覆材で大切なペットの床ずれにも有効です。

 

プラスモイストTOP

 滲出液の多い床ずれなど、紙おむつなどに貼り付けて使うことが出来る。

ペット床ずれ

 

 

創傷治療材のプラスモイストには素材に「厚み」がありませんので、床ずれなどのように浸出液が大量の場合には頻回の交換を必要とします。

その点を改良したのが、「プラスモイストTOP」です。
片面が粘着面となっているため吸収力の高い二次ドレッシング材に接着することにより、大量の浸出液の際に効力を発揮します。

ハイドロコロイド

 

 

※ドレッシング材とは湿潤環境を作り、創の回復を促進するために開発された被覆材のことである。
プラスモイストTOPが一次ドレッシング材、オムツやガーゼなどが二次ドレッシング材となる。

二次ドレッシング材として吸収能のみに特化したズイコウパッドがありますが、紙オムツ、ガーゼ、ペットシートなどでも充分代用可能です。

貼り付ける二次ドレッシング材を変えることにより吸収量をコントロールすることが出来るので量の多い浸出液に対応することが出来る。

 

接着させることが出来るので以下のようにアイデア次第で床ずれ以外(人の場合のヤケドやアトピー性皮膚炎、帯状疱疹、湿疹など)の創傷治療にも使えるので常備してあれば利便性が高い。

プラスモイスト、ハイドロコロイド

 

詳しくはこちらからズイコウメディカル公式サイト

 

人のオムツに貼り付けて使用できるのだからペットのオムツに貼り付けて使用できる。
またペットシートに貼り付けて、そこに患部が当たるように犬を寝かして治療するという使い方もあるだろう。

 

患部に固定が必要な場合は以下のような「ペット用伸縮包帯」などで固定して使用したりと工夫次第で色々な使い方が出来る。

 

以下のような場合はまず動物病院へ

化膿が見られる場合、または床ずれが深く壊死組織が見られる場合は薬の投与や外科手術が必要となることがありますので、そのような場合はとりあえず病院へ行くことをおすすめします。

 

床ずれ治療の注意点

1、患部の周囲の毛をバリカンで剃っておきましょう。
毛が患部に入り込むと異物となったり、感染の原因となったりするため広めに剃っておく。

2、患部は出来れば毎日洗浄してください。
ぬるま湯でガーゼを使い優しく洗い流し清潔を保つことが大切です。
中型犬や大型犬が寝たきりになるとお風呂場へ運ぶのも大変になります。
以下のような100円ショップで売られているドレッシングのプラスチック容器を用意しておき、ペットシーツを敷いておき、ぬるま湯をかけて洗ってあげましょう。

 

 

床ずれ防止用マットは低反発と高反発のどちらが良いのか

これについては賛否両論ありましたが、ユニ・チャーム株式会社がペット用に販売されている「高反発マットレス」と「低反発マットレス」使用時の体圧を測定し、体圧分散効果について検証しました。

その結果「高反発マットレス」の方が体圧分散効果は高いことが判明し、その研究結果を第37回動物臨床医学会年次大会(2016年11月18日(金)~20日(日))にて発表した。

 

床ずれ防止用マットを選ぶポイント

  • 高反発のもの
  • 洗いやすいもの
  • 身体を伸ばした身体のサイズに合うもの

現在市販されているマットを調べてみると低反発マットが圧倒的に多く高反発マットは以外に少ないことが分かりました。

 

 

 

 

犬は大切な家族だ

動画は「YouTube」から

 

 - ■カラダ

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