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『学会注意喚起』遅延型アレルギー検査に効果なし、だまされてはいけない!

      2016/05/01

アレルギー Photo: undefined by Alden Chadwick

食物アレルギー血液検査に科学的根拠なし

学会「推奨せず」 わずかな血液を調べるだけで「遅延型の食物アレルギー」の原因食品が判るとされている「IgG抗体検査」について、アレルギー学会は「推奨しない」とする見解をまとめ、学会サイトで注意喚起している。

その理由は
『原因ではない食品まで食べないよう指導され、低栄養などの健康被害につながる恐れがあるという。』

 アレルギー反応を調べるため主に粘液分泌で見られる即時型「I g E」抗体と遅延型「IgG」抗体に分けて調べることができるとされている。

アレルギーには食べ物を食べてすぐに症状が表れる即時型のものもあれば、食べてから丸1日以上経過してから表れる遅延型と呼ばれるものがある。

即時型アレルギー

卵アレルギー、大豆アレルギー、牛乳、そば、えび・かになどの甲殻類に対するアレルギーなどの、食べるとすぐに、かゆみ、むくみ、蕁麻疹、呼吸困難などの症状が出るので食べ物との関係が分かりやすい。

遅延型アレルギー

現れる症状は多彩で消化不良、疲労感、頭痛、めまい、うつ、慢性疲労や、便秘・下痢などの腹部症状、肌荒れ、にきび、アトピーなどように一見してアレルギーと分からないものがある。

そこで「IgG」抗体検査を行い、こうした原因となっている食べ物を調べることにより原因となっているものを取り除こうというものだ。

今回学会が注意喚起を呼びかけているのは遅延型の「IgG」血液検査の方だ。

日本アレルギー学界
http://www.jsaweb.jp/modules/important/index.php?page=article&storyid=51
日本小児アレルギー学界
http://www.jspaci.jp/modules/membership/index.php?page=article&storyid=91

※それぞれの学会が注意喚起を呼びかけている

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健康被害を及ぼす可能性がある

注意喚起の理由

●食物抗原特異的IgG抗体は食物アレルギーのない健常な人にも存在する抗体である。
●食物アレルギー確定診断としての負荷試験の結果と一致しない。
●血清中のIgG抗体のレベルは単に食物の摂取量に比例しているだけである。

このIgG抗体検査結果を根拠として、食物除去を指導すると、原因ではない食品まで除去となり、健康被害を招く恐れがあるとして注意喚起を促しているいる。

検査結果で出た特定の食べ物を食べないように指導することにより、低栄養に偏ってしまう被害が出ている。
特に成長過程にある子供に必要な栄養素を正確性が問われる検査によって除去してしまうのは問題です。

IgE抗体の数値が高いものが、全て「食べられない」ということに繋がるわけではありません。
血液検査は絶対なものではなく負荷試験をするための「目安」と言えます。

現時点では食物アレルギーの診断に最も有用なのは、血液検査ではなく「食物負荷試験」とされている。
これは実際に「疑わしい食品を食べてもらい症状が出現するかどうかを調べる方法が最も正確な診断とされている。

その食べ物を摂取することで重症化する可能性があるため絶対に個人では行わず医師の指導が必要です。

 

お金儲けのために高いキットを買わされる

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IgG抗体が関与する遅延型食物アレルギーというのは海外では否定されているのだが、国内でははっきりとした指標が出されていなかったため、そこを狙い業者のお金儲けの道具にされている現状がある。

インターネットで検索すると以下のようななうたい文句でたくみに誘い込む広告サイトが多く見られる。

疲労感や頭痛、便秘… あなたのその体の不具合は「遅延型フードアレルギー」が原因かも?

ほんの少しの採血・血液検査で日本国内では検査できない96種ものアレルギー反応が調べられます。

症状が多彩なため体調の不良を何でも遅延型アレルギーと関係しているとなどとして検査を行う医療機関や検査キットが販売されている。

検査キットの販売も問題だが、クリニックなどの医療機関であれば学会の注意喚起は当然知っているはずだが、いまだに多くの広告サイトが掲載されているというのは、一般の方が知るまではまだまだもう儲かるということなのだろうか。

 

アマゾンでも販売されているが価格は以下のようになっている。

クリニックなどの医療機関で検査を受けた場合、検査結果に基づき栄養指導を受けると別途費用が加算されるためもっと高額になる。

アレルギーや体調不良で悩んでいる人の弱みに付け込むようなビジネスは止めて欲しいものだ。

 

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