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「米では抗菌石鹸の販売が禁止された」禁止された抗菌剤が使用されている商品

      2016/10/22

抗菌石鹸

 

米食品医薬品局(FDA)は抗菌石鹸は「通常の石鹸と水で洗うより抗菌効果があるという科学的な根拠がなく、むしろ害になるリスクもあるとして、トリクロサンやトリクロカルバンなどを含む石鹸の販売禁止の声明を出した。

トリクロカルバンとトリクロサンは殺菌剤として使われる科学物質でその用途は 石鹸・ハンドソープ・ボディソープ・体臭を抑えるためのデオドラント製品などに利用されています。

その他、化粧水やクレンジング剤、美容液、フェイスクリーム、日焼け止めといった化粧品類にも添加されている。

調査では、トリクロサン含有製品を使用している人のうち、75%の人の尿からトリクロサンが検出され、授乳中の女性の母乳の97%から検出されたというデータもある。

Photo: undefined by Hellebardius

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禁止にした理由

  • 本来反応すべき微生物ではなく化粧品の成分や皮膚のタンパク質と反応してしまうなどのケースも多いため 口や皮膚から体内に浸透し、自然に分解できないため血液や母乳など体内に残存する。
  • 抗生物質が効かない耐性菌が増え、感染症が増大する可能性がある。
  • ブドウ球菌の侵入しやすくなり、感染症の危険性が増加する。
  • 体内にトリクロサンが多い子どもほど花粉症にかかりやすくなる。
  • 活排水から流れでたトリクロサンが海や植物を汚染し、それを人間が食べる悪循環が生まれる。 

 

現時点で殺菌剤が含まれている商品

※トリクロロカルバニリドの表示名称としてトリクロカルバンが使われるので同じ物です。

 

使用殺菌剤:トリクロカルバン

リンクはamazonサイトへ

 

 該当商品に関する広報 製造元レキットベンキーザー・ジャパン

2016 年 9 月 26 日

トリクロカルバンを含む当社石鹸製品について

この度、米国食品医薬品局(FDA)が 9 月 2 日に、米国で販売されている 19 種類の殺菌成分(トリク ロカルバン、トリクロサンなど)を含む石鹸製品の販売に対する規制を発表した件につきまして、消費者 の皆様にご心配をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。

中略

ミューズの製造メーカーである、レキットベンキーザー・ジャパン株式会社は、消費者の皆様のご懸念 を考慮し、引き続き消費者の皆様に、より安心して当社製品をお使いいただくために、今回発表のあっ た該当成分が含まれるミューズ固形石鹸について、該当成分の切り替えを決定いたしました。
可及的速 やかに対応を行う為に、切り替えに向けた検証を既に開始しております。

中略

対象製品としては、該当成分(トリクロカルバン)が含まれている、ミューズ固形石鹸(レギュラー(販 売名:ミューズ BH-a)、マイルド(販売名:ミューズ BH-m))について対応を行って参ります。

その他 のミューズ製品及び、現在当社が日本で販売している製品に、トリクロカルバンが含まれているものは ございません。
なお、当社はトリクロサンについては石鹸製品に使用しないという取り組みを何年も前 から行っております。 今後も当社製品およびブランドのさらなる信頼性の向上に努めて参ります。

レキットベンキーザー・ジャパン株式会社

http://www.musejapan.jp/media/3446684/news_160926.pdf

 

使用殺菌剤:トリクロサン

 

使用殺菌剤:トリクロロカルバニリド

 

サントリー公式サイトへ

使用殺菌剤:トリクロロカルバニリド

 

使用殺菌剤:トリクロカルバン

 

使用殺菌剤:トリクロカルバン

 

使用殺菌剤:トリクロカルバン

以上の商品は一例であり全てではありません。

国内のメーカーも対応に動いているため成分が変わっている場合もあります。
購入する場合はトリクロカルバン、トリクロロカルバニリド、トリクロサンなどの表示があるか確認してみて下さい。

 

経皮吸収

 「経皮吸収」という言葉を聞いたことがあると思いますが、人が有害な物質を皮膚を通して体内に取り入れてしまうことを指します。

経皮吸収の厄介なところは口などから取り入れたものよりも一度体内に取り入れると排出されにくいためいつまでも皮下脂肪や子宮に残存します。

皮膚につけただけで、毛穴を通して成分が体内に入っていく石鹸や シャンプーなど、毎日のように皮膚に直接付けるようなものに対しては、もっと気を使わなくてはいけないのかも知れません。

少しずつでも、毎日365日となればどうでしょう、考えると怖いものがありますね。

あまり神経質になるのも考え物ですが、毒性が指摘されているものを避けてもデメリットにはならないので、購入するときには成分表を見るように心がけてみてはいかがでしょうか。

 

政府の対応

米食品医薬品局の販売禁止の声明を受け菅義偉官房長官は7日午後の記者会見で「日本においても同様の成分を含む商品の確認を早急に実施し、とるべき措置について検討を行っていく」と述べた。

しかし、国内ではトリクロサンとトリクロカルバンは化粧品にまでも広がって多くの商品に使用されているため早急に販売禁止とするのは難しいと思われる。

その理由は言わずと知れた「政・財・官」のトライアングルの構造があるため、安価に手に入る代替成分が見つかるまで規制しないのが慣習となっているからだ。

 

行き過ぎた抗菌や消臭は危険かも

殺菌剤は有害な菌だけではなく有害な菌から守ってくれる有益な皮膚常在菌までも殺してしまいます。
皮膚の上に存在する常在菌がバリヤーとなって肌を守ってくれているのですが、殺菌剤はそのバリヤーまで壊してしまいます。

また幼少の内に出合う抗原が多ければ多いほど獲得免疫のレパートリーが拡がり抗体が作られて行きますがあまりにも清潔な状態にあると必要な抗体が出来ません。

1歳までに免疫システムは完成してしまうので大人になってからでは作られません。

抗体が出来きていない菌が体内に侵入してきてもその菌を異物として認識する抗体ができていないため、細菌が体内で繁殖し、病気になり、症状を重くすることになります。

同じ理由で子供の環境を清潔にしすぎるとアトピー性皮膚炎などのアレルギーになりやすいそうです。

O-157は日本、米国、イギリス、ドイツやカナダなどの先進国でしか発生していない。
その原因は過剰な除菌・無菌志向が原因ではないかといわれています。

現代人があまりにも抗菌や消臭にこだわり過ぎた弊害が起きています。
人は自然界の中で菌と共生して生きているということを今一度考えてみる時に来ているのではないでしょうか。

 

 

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